Coffeebreak Archive of Kansai Center

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SAKURA

今年も桜の季節が巡ってきました。全国的に開花が例年より早く、関東以西ではすでに見ごろを迎えていることでしょう。仙台は例年にないくらい早く開花するだろうと予想されています。
キャンパス内の桜を見ると、遠くからはすでに枝の先は色づいているように感じられます。東北大学はキャンパスの中に多くの桜が植えられていて、ここ片平キャンパスにも本部前を中心に多く1年で一番やわらかな彩りで溢れる季節を迎えようとしています。写真は震災の年4月中旬の本部前の桜ですが、ここだけを切り取るとそんな大きな出来事があったように感じられません。また、その年は実際に見ていた私にとっては桜色には見えていませんでした。(モノクロに見えていました)
今年度は「東北大学金属材料研究所百周年」という記念すべき年でもあり、館内もリフレッシュいたしました。新緑の美しい季節に是非仙台へお越しいただき桜をごらんいただければと思います。               
(2016.4.4 仙台より F.N.)



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最寄り自慢

大阪の昭和町に住んで5年が過ぎました。大阪で家を探していた5年前、都会の近くに住みたいなと思い、なんとなく選んだこの街。今ではすっかり気に入ってしまいました。大阪市営地下鉄の御堂筋線で天王寺から1駅の昭和町ですが、みなさまはご存知でしょうか。大阪でグルメな街と言えば、天満だったり福島だったりします。5年も住んでしまった愛着からくるものかもしれませんが、昭和町も決して天満や福島にも負けていないと思っています。どの店に入っても心のこもった料理とお酒を堪能できます。それだけでなく、自分と同じ30代の店主が構えている店も多く、若くして店を構えているだけあって、彼らにはバイタリティーがあり、カウンターを挟んで店主と会話すると、勉強にもなるし、もっと頑張ろう、という気持ちになったりもします。昭和町は繁華街でもなく、ターミナル駅でもないため、みなさまにとっては「わざわざ」足を運ばないといけない街かもしれませんが、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。決して損はさせませんよ。あ、私のお勧めは教えません。入れなくなると困るので。
(2016.3.23 堺より Y.K.)



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マジック(その4)

  今回もマジックの話です。これまで、クロースアップマジック、ステージマジック等について書いてきましたが、今回は先日、マジックサークルの例会で教えていただいたことをご紹介させていただきます。
マジックの楽しみは、以下の五つである。
① マジックを観て楽しむ。
② マジックの種を考えることを楽しむ。
③ 種がどのように工夫されているか、どのようなテクニックを使用しているかを知ることで楽しむ。
④ マジックの道具を作製することを楽しむ。
⑤ マジックを演じて楽しむ。
誰もがマジックを観て、不思議さに感動すると思います。しかし、種がどの
ようになっているかすぐ知りたがるのですが、そこはぐっと抑えて、まず、どのような仕掛け、工夫されているか、これまでの知識を元に考える時間を楽しむ。十分考え、種がわかったことにより喜びを感じるのです。昔と異なり、マジック道具を販売しているところが多く、手に入れることも容易ですが、作製することも一つの楽しみです。どのように作製すればよいか考え、試行錯誤しながら作製するのです。場合によっては作製する方が高価になることもありますが、でもその過程を楽しむのです。最後に、マジックを練習し、お客様に見ていただき喜んでいただくことで楽しむのです。言われれば、これまでこのようにしてきましたが、改めて言われると納得です。
皆さんはどのようにマジックを楽しまれますか? 
添付の写真は、今年一月、関奇連の新年大会で泊まったホテルの庭の一角に設けられていたイルミネーションです。何に見えますか、考えてみてください。
(2016.3.11 姫路より H.M.)



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いよいよ開業!北海道新幹線

  東北・北海道のひとたちの想いをつないで、いよいよ3月26日本州と北海道が新幹線でつながります。(北海道新幹線サイト:http://hokkaido-shinkansen.com/)
仙台から北海道への交通手段は「フェリー」「飛行機」「新幹線+在来線」のどれかが最も多く利用されてきました。フェリーでは仙台港から苫小牧港へ(1泊)ゆっくりと時間があり、道東を楽しむときには便利です。飛行機では、仙台空港から新千歳空港へ(1時間ほど)出張など急いでいるときに利用できます。また道央を楽しむには到着後からすぐにアクティブに動ける点で便利です。
いままで新幹線は東京―新青森間でしたから、新青森から在来線に乗り換えて北海道へ青函トンネルをくぐって時間をかけていっていました。それもまた風情があり海を越えるのだという感じがとても素敵でした。今度はおおげさにいえば・・・鹿児島中央駅から新函館北斗駅までを「新幹線」でつないだということになります。九州から北海道が新幹線という乗り物でつながれたわけです。ということで 道南を楽しむことがお手軽になりました。
ざっと調べてみますとこんなふうにつながります。
鹿児島中央(6:08)―博多(7:48)―東京(13:20)―新函館北斗(17:51着)
新幹線「さくら」から「のぞみ」そして「はやぶさ」と乗り継ぎますとこのように当日中に函館へ・・・。日本を縦断しながら景色を楽しむにはよい季節がそこまでやってきています。沿線のサクラをみながら ぜひおいでください。
(2016.3.1 仙台より F.N.)



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身代わり申

  奈良の町を散策された方なら見たことがあると思いますが、奈良町の家の軒先には赤くて丸いものがぶら下がっています。これは奈良時代末期に日本に伝わった中国道教、守庚申のお使いである申をかたどった魔除けのお守りで、「庚申(こうしん)さん」と親しみを込めて呼ばれています。江戸時代前半に庶民の間で広まり、軒先に1つ、あるいは3つ4つとぶら下げ、家中に災難が入ってこないように災いを代わりに受けていただくという事から「身代わり申」とも呼ばれています。
道教の説によると、60日に一度めぐってくる「庚申の日」に眠ってしまうと、人の体内にいる「三尸(さんし)の虫」という悪霊が体から抜け出て天に上り、主人の罪を天帝に告口するそうです。天帝は罰として、邪鬼に命じてその人の寿命を縮める為、この日は徹夜をして身を守る。これが「守庚申」です。伝説によると、猿が毛づくろいする姿をみた三尸虫が、自分たちも食べられると思い逃げ出したとか。このことから「守庚申」だけでは不安な人たちが軒先に申の人形を吊るした事が身代わり申の始まりとも言われています。吊るす申の数は家族の人数やお願い事の数をあらわし、背中に願い事を書いて吊るしている家もあります。
今年は申年。あらゆる悪病や災難から私たちの日々を守っていただきましょう。
(2016.2.22 堺より R.U.)



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保健室は学生さんの応援団

 兵庫県立大学姫路工学キャンパス本館2階に保健室があります。保健室では、学生さんの定期健康診断、けがや病気の応急処置、身体面や精神面の健康相談、予約制で、臨床心理士によるカウンセリング、心療内科学医によるメンタル相談を行っています。
大学生活は、勉強の仕方や生活に関して、高校生活との違いがあるため、戸惑い、悩むことがあります。私たちも、人に話を聴いてもらい、心が落ち着く場合がありますよね。 心や身体が疲れてしまった時、誰かに相談したいけれど、相談できる人がいない・・・そんな時、保健室へ来られる学生さんがいます。少しでも解決の糸口となれるよう一緒に考え、学生さんが自分の生きる道を見いだし、成長されることが、私たち保健室職員の喜びでもあります。保健室は学生さんの応援団として、これからも、見守っていきたいと思っています。
(2016.2.10 姫路より T・Y・S・M)



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フキノトウ

 自然には山があり、川があり、海があるように、四季もそれなりにあるものと思っていたが、今年の冬は山には雪もなく各種イベントも中止になっているとのこと。冬であっても全然寒くない春のような兆しの太陽のもと、先日新年の挨拶をかねて妻の実家(周りは田んぼだけ)へ行って来た。東北地方では早くても3月頃に出てくるフキノトウが土手に芽を出しているとのことで早速摘み取りをした。数でいえば20~30個位はあっただろうか、丁度昼時と重なり定番の天ぷら、味噌和えを作って今年初めて舌ずつ見した次第である。又家に帰り、改めて庭をみれば福寿草、スイセン等が咲いている傍らセツブン草、クロッカス等いつ咲いてもいいよと蕾を膨らませている。時期は違うが春はすぐそこに来ていることを実感した。テレビ、新聞では花のたよりも2~3か月早いとのこと。これからどうなるのか心配でもある。
さて私事であるがこの5月で正橋先生にお世話になり早2年となります。18歳で入所以来再雇用を含め技術職員として48年を過ぎようとしていますが金研、関西センターの一員として少しでも役に立てるよう頑張るつもりです。宜しくお願い致します。          (2016.2.4 仙台より I.N.)




幸せの青い蜂・ルリモンハナバチ

 青いミツバチ・ルリモンハナバチを御存知でしょうか。知っておられる方は、かなりの虫好きかもしれません。体長13 mm程度の蜂で、大阪府南部では8月末から9月はじめにかけての、2週間程の短い間だけ見ることができます。この蜂はミツバチのように集団ではなく、単独で生活し、近縁種の蜂に労働寄生することが知られています。労働寄生とは鳥類のホトトギスがウグイスに托卵(たくらん)するのと同じで、ホトトギス同様、この蜂自身は子育てをせず、近縁他種(ケブカハナバチ等)の蜂に任せています。このように変わった生態(生活史)ですが、子育てをする蜂の個体数もミツバチのように多くはありません。加えて、この蜂・成虫の出現が短期間に限定されていますので、出逢うことが難しく、「幸せの青い蜂」とも称されています。「今年・2016年が皆様方にとって良い一年でありますように!」との願いを込めて・・・・・。
(2016.1.20 堺より T.I.)


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関西の餅つき

 年末年始は、古来の伝統的なしきたりや行事に出会う機会が増える時期ではないでしょうか。子供の頃おぼろげに見聞きしていた正月準備は、いつの間にやら自分達が行い伝えていく番になってきています。しかし実際は心もとないところもあり、年長者に聞いたり調べたりしているうちに、日本の伝統文化に改めて興味を覚えたりするのもこの時期ならではのような気がします。
私の実家では年末に餅つきを一家総出で行いました。前日までの下準備は母に任せっきりで、私たちは当日朝8時より参加。セイロから蒸気が上がり始めて少したてば、もち米を臼にうつして搗いていきます。臼は石臼、杵は木です。男性数名で交代しながら搗き、私は返し手(相の手)専門。見よう見まねで始めた返し手も早20年。手の皮も厚くなったのか熱さもなんのその。関西は丸餅なので、熱々をちぎって皆で丸めていきます。この時ばかりは6人の孫達が大活躍。餅箱に並べて冷まして完成です。搗きたてをまぶしてあんころ餅やきな粉餅にも。仕事しながらも食べまくりです。最後はヨモギを入れた丸餅を作って終了。準備や片付けなど大変ですが、これをやらないと年が越せないような恒例行事となっています。帰る時にはたくさんの餅を持たせてもらい、三が日のお雑煮の後も当分は餅があるのでなんだか安心です。昔の人はえらいですね。 
(2016.1.12 姫路より M.I.)


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仙台に新路線誕生!地下鉄東西線開業!!

 昨年12月6日、完成予定よりやや遅れての開業となった仙台市交通局の新路線 地下鉄東西線(荒井駅~八木山動物公園駅)が走り始めました。途中、東日本大震災の影響で物資もなく、周りからも「今、地下鉄なんか工事している場合か!!」と怒号を浴びせかけられたという経験を乗り越えて、ようやく開業となりました。
この路線の特徴は、日本の地下鉄で標高が一番高いという「八木山動物公園駅」や伊達政宗の兜のイメージで先頭車両には三日月のデザイン、車両は少し小さめで曲線が多くあしらわれています。椅子の端は仙台を代表する欅の葉の形になっていますし、座面もよく見ると仙台七夕の吹流しの絵が・・・・。そんな東西線ですが、どんなふうに東北大へのメリットがあるでしょうか?なんと「青葉通一番町駅」から片平キャンパスは徒歩7分ほど、「川内駅」から川内キャンパスはもはや直結に限りなく等しいです。「青葉山駅」からも青葉山キャンパスへもとても至便。(キャンパス内もバスで快適です)東北大だけでもこれくらい便利になりました。他にも宮城教育大学や東北工業大学などもとても便利になりました。この東西線で雪の日も快適にキャンパスに向かうことができそうです。
かわいいICカード乗車券「icsca」(イクスカ)も伊達のスズメがかわいいイラストでプリントされています。イクスカは仙台弁で「行きましょう」という意味です。このイクスカでバスにも乗車できますよ。3月には「Suica」も利用できるようになります。
詳しくはこちら。仙台市交通局 http://www.kotsu.city.sendai.jp/icsca/index.html
(2016.1.4 仙台より F.N.)




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西高野街道

 大阪府立大学に来た時、中百舌鳥駅から大学まで西高野街道という、曲がりくねった道を通る。しばらく何気なしにこの道を通っていたが調べてみると中百舌鳥駅と大学の間のみならず、ずっと東西に延びているらしい。道端には様々な石碑や道標があることも分かってきた。この道は名前が示すように実は堺中心部から高野山に至る道であることも分かってきた。さらに調べると、京都から生駒山のふもとを通り高野山に至る東高野街道もある。これら東西の道が高野街道に繋がり高野山に至る。高野山からは熊野参詣道小辺路(こへち)を経て熊野本宮大社、さらには熊野那智大社へとつながる。吉野山から熊野本宮大社に至る道は大峯奥駆道といわれ各々100~170 kmの修業道として世界遺産にも登録されている。
高野山、吉野山は古くから関西の自然信仰の対象として人々の関心を集めてきた。関西の主要私鉄である南海電車高野線、近畿日本鉄道吉野線の終点が高野山や吉野山であることからも重要視されてきたことが分かる。これらの点と点をつないでいくと堺は実は京都と並ぶ人口の大集中地であったことが分かる。西高野街道にある一つ一つの道標がこれらの栄華を物語る。府立大学もこのような歴史的背景があってできたに違いない。
毎秋になると堺から熊野那智大社への200 kmを超える道を踏破してみようと考えてきたが今年も11月には大峯奥駆道はすでに雪と氷の山に変貌して人の往来を阻んでしまった。
(2015.12.22 堺より Y.A.)





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