大阪府と東北大学金属材料研究所の連携のもと、大学シーズを活用した関西圏の産業支援を目的とする、「革新的社会基盤材料創出型グリーンイノベーション戦略拠点整備事業-関西圏における産官学連携活動を機軸とした広域連携体制の整備-」(通称名「関西センター」)が平成23年から6年間の計画で新たに発足いたしました。
対象とする企業群をこれまでの大阪センターにおける東大阪を中心とした大阪圏から関西圏にまで拡張し、環境およびエネルギー分野を中心に、大学シーズの活用による産業界のかかえる技術課題の解決と、新しい材料やプロセス技術の創出、さらには技術者育成の実践を目的とします。またこれまでの連携先である大阪府立大学に加え、あらたに兵庫県立大学との学術連携が発足し、関西圏における産学官の連携強化を進めることとなりました。
事業コンセプトの主旨は前身の大阪センターのそれを踏襲しますが、社会ニーズである低炭素社会の早期実現のために、特に環境およびエネルギー分野のものづくり産業支援(グリーンイノベーション)を新たに掲げ、大阪府機関に加え兵庫県機関の参画による迅速かつ的確な産業支援の枠組みを構築した点が新しい特徴です。関西センターの陣容は別添図にある通りで、これまでの6研究分野に加え、兵庫県立大学の山崎徹教授が新たに参加します。
MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪、旧称クリエイション・コア東大阪)における、7名の教授による技術相談をはじめ、「ものづくり基礎講座」や「技術セミナー・講習会」の開催、各種マッチングフェアへの参加や企業間連携の支援など、多様な活動を推進する計画です。具体的な案内は、今後本ニューズレターや本センターHPでお知らせいたします。関西センターの新たな取り組みを通した実りある企業支援ができるよう、関係者一同尽力する所存ですので、どうぞ宜しくお願いいたします。
センター長 正橋直哉
H 18. 4. 1 |
東北大学金属材料研究所 附属研究施設大阪センター設置
センター長:井上明久(併任)、新素材創製分野:正橋直哉(教授)、新素材加工分野:高杉隆幸(教授、客員)、新素材企画部:今野豊彦(教授、兼任) |
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H 18. 4. 3 |
大阪府と「相互協力に関する覚書」を締結
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H 18. 4.18 |
大阪府立大学と「相互協力に関する申合せ書」を締結
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H 18. 6.23 |
大阪センター看板上掲式(大阪府立大学産学官連携機構)
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H 18. 9. 8 |
大阪府立大学「金属系新素材研究センター」開所式
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H 18.10. 1 |
新素材製造分野:早乙女康典教授着任
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H 18.10.20 |
クリエイション・コア東大阪に大阪センターサテライトオフィス開設
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H 18.11. 6 |
センター長:今野豊彦(併任)
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H 19. 6.22 |
(財)大阪産業振興機構と「相互協力に関する申合せ書」を締結
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H 19. 9.27 |
応用生体・機能材料分野、応用構造材料分野設置
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H 19.10. 1 |
応用構造材料分野:古原忠教授(兼任)着任
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H 19.12.21 |
大阪府立大学工学研究科と「教育研究協力に関する覚書」を締結
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H 20. 1. 1 |
応用生体・機能材料分野:中平敦(客員教授)着任
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H 23. 4. 1 |
東北大学金属材料研究所 附属研究施設関西センター設置
センター長:正橋直哉、環境・エネルギー材料分野:正橋教授(専任)、次世代機能材料分野:早乙女教授(専任)、ナノ組織制御材料創成分野:高杉教授(客員教授、大阪府立大学)、応用生体材料分野:中平教授(客員教授、大阪府立大学)、革新グリーン材料設計分野:山崎教授(客員教授、兵庫県立大学)、低炭素社会基盤構造材料分野:古原教授(兼任)、先端分析技術応用分野:今野教授(兼任) 大阪府と「相互協力に関する協定書」を締結
大阪府立大学大学院工学研究科と「相互協力に関する申合せ書」を締結
兵庫県立大学大学院工学研究科の「相互協力に関する申合せ」を締結
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H23. 4.21 |
大阪府立大学大学院工学研究科と「教育研究協力に関する覚書」を締結
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H23. 7.12 |
関西センターキックオフフォーラム、看板上掲式
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H24.1.29 |
「地域の活性化と産学官連携」シンポジウム開催
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H24.3.15 |
兵庫県立工業技術センターと「連携に関する協定書」を締結
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H24.4.1 |
メゾスコピック組織制御工学分野:岩瀬彰宏(客員教授)着任
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当センターは、大阪府立大学、兵庫県立大学との学学連携、大阪府、兵庫県との官学連携によって運営されています。構成組織の詳細は構成組織図をご覧ください。